2015年6月19日金曜日

パワーパック(パワーユニット)の中身


パワーパックの修理がてらに撮影。
あまり聞き慣れないメーカーですが、西沢工業製NP-01です。結構古いやつですね。
パワーパックの中身ってこうなっているんですね。
簡単に説明すると、上のモーターのような部分が受電変圧部、その右の基盤が逆転スイッチ、(前進/停止/後進を切り替えるスイッチ)、右下の丸い部分がコントロールダイヤル(速度調節をするダイヤル)、左下の細長い基盤が出力部です。
真ん中の麦球に見えるパーツが何か気になります。

修理内容は受電部の絶縁部材が欠けて落ちており、その修復でした。

なお、撮影に際し、コンセントからプラグを抜くなど、安全には十分注意して行っております。
また、ネジの形状が特殊などの理由で分解できないパワーパックもあります。
もしパワーパックを分解される場合は、万が一感電や怪我など、いかなる事故・損失が発生しても当方では責任を負いかねますので、その点をご理解の上、自己責任でお願いします。

2015年6月6日土曜日

学園祭2015

あぁーまたブログ放置しちまった((

どうも、菊水改め、秋刀魚です。
ブログ名を変えましたので、引き続きよろしくお願いします。

去年と同様、今年も5月の後半に学園祭がありましたのでそのご報告と行きましょう。
生徒会が決めた今年の学園祭のテーマが"Tropical Paradice"だったので、相変わらず鉄研には無理を強いるテーマでした。なのでテーマ無視で実行(・_・;)

まあそれはさておき、去年よりも写真大増量で行きます!
今年の入場券。私の作なんですが、なんとも言えない貧なデザインです(汗

いちおうこのマルス券を意識して作ったつもりです。似てるかな?
再入場できる点など、表記を一部変えてます。

前日の準備の様子。私の先輩である千里鉄道さんに準備を手伝って頂けました。感謝ですm(_ _)m

私のキハ120で試運転。このモジュールのモデルとなった吹田付近を実車が自走することはまずあり得ませんが(汗)

例年同様、友人の車両がやって来てうちで整備を受けました。これはPFの持ち主でも、E501の持ち主でもない、また別の友人所有のDE10。動力がおかしいと聞いたので全般検査。

結果、モーターの軸が若干曲がっていたのと、軸や軸受けにグリスがべっとりついた上に埃が絡んでいたのでそれを修正したり掃除したりした結果、スムーズに動いてくれました。

そして当日。例年通り模型、展示、来場された方、共に賑わいました。

在来線を100系が爆走してるのはお許しを(^^;;

全体図。ちょうど終了間際のフィナーレで客車オンパレードやってたタイミングですね。PF+24系25形ブルートレイン、DD51+12系、ED76+20系さくら(実車ではあり得ない組み合わせです)、そしてEF81レインボー色+24系北斗星、という、客車好きな方にすれば胸熱なラインアップとなりました(≧∇≦)

ヤード。車両をしまい始めて虚しくなったタイミングだった(・_・;

ポスターはある年のものを流用(滝汗
無理やり143年にしちゃってるし(汗

では走った車両のラインアップを一部ご紹介しましょう

KATO 20系 さくら佐世保編成 友人A所有

KATO ED76(ナンバー入れてないです……) 機関車のみ私所有

TOMIX 
24系 北斗星混成編成(なんとフル編成!) 友人A所有

TOMIX 100系K編成 復活国鉄色(唯一の新幹線車両です……) 友人A所有

KATO 287系くろしお基本編成(何度かこのブログでもご紹介している分です…) 私所有

TOMIX E231系500番台 山手線 友人A所有

TOMIX 12系客車 私所有

KATO・TOMIX 24系25形ブルートレイン(新製品旧製品異メーカー混結です……) 私所有

TOMIX EF510 0番台(奥) 500番台JR東日本仕様(手前・503号機なので実車は貨物へ移籍した車両です) 
0番台は私所有 500番台は友人A所有

KATO 205系ケヨ編成(最終編成) 未だフル編成にはならず…… 私所有

TOMIX E501系 付属5連 友人K所有

KATO JR西日本117系 瀬戸内地域色 目にも鮮やかな末期色…… 友人K所有

KATO EF65PF 友人R所有

TOMIX EF81 95(レインボー塗装・手前)・KATO EF81 140(双頭連結器装備・奥) 私所有

この他様々な車両がレイアウトを駆け抜けました。

また今回の学園祭出展にあたり、千里鉄道さんから683系2000番台「しらさぎ」とコキ10両ほど、そして大阪市営地下鉄堺筋線60系を貸して下さいました。また通勤らいなー氏にお越し頂き、223系2000番台「新快速」8両とキハ58など様々な車両を走らせて下さいました。両氏にこの場を借りて御礼申し上げます。

また最終的には65名余りの方にご入場頂きました。ありがとうございます。

なお今年の私のクラスは揚げバナナを出品。「売れるかな〜」の不安をよそに順調に売れ、開始2時間ほどでバナナの在庫が尽き、スーパーへ行き買い足す羽目に。合計2万円ほどの売り上げを記録したと聞いて驚きました。

では!

2015年4月26日日曜日

Hゴムを黒に

ども、こんにちは。
先日購入したTOMIXの12系に少し手を加えてみました。

ドア窓と方向幕のHゴムをマジックで塗り、今風な仕様に。

こんな作業屁の河童や!(´・∀・`)と思ってたら窓中央にインクが直撃orz
このあと慌てて消し、なんとか修正成功。

スハフの車掌室後方監視窓ももちろん塗ります。

少し乾かします。

Before

After

同時にKATOカプラーへの交換も実施しました。
このようにちょっと手を加えるだけで違った表情を引き出せるのも模型の魅力です。
では。

2015年4月11日土曜日

18Dから何が出来るかな

お久しぶりです。

以前塗装を剥いだKATOの18Dコンテナ。(再掲) 写真を撮り忘れましたが、5個をIPAで塗装落とししてたのが全て完了。

しかしながら、1個がIPAに侵されたのか、妻板が割れてしまい、使い物にならなくなりました( ◞‸◟ )
結構長い間漬けていた分だったので、漬け過ぎには要注意です(汗

実を言うと、KATOの18Dコンテナは、長さが実物を1/150した寸法よりも短いので、モデラーからの評判はあまり良くありません。(TOMIXとKATOの19Dコンテナのサイズが違うことは某ブロガーさんが紹介していて、結構有名な話)この18Dも例外ではなく、コキに乗せるとコンテナ間の隙間が目立ちます(汗

実物はすでに19または20シリーズのコンテナに置き換わっていますし、コキ104の付属品だったこともあって当方では余剰に。使い道も無いものならいっそのこと加工してしまえば良いのです。このような加工をする時、こういうコンテナは絶好の加工材料になります。

ではその加工の様子を。

まずはノコギリを出してきました。処刑みたいな格好ですが( ゚д゚)

このノコギリで斬って、真っ二つに。何てことを((((;゚Д゚)))))))

切断したコンテナのうち、使うのは下半分です。その下半分について加工を進めます。

内側中央、コキに固定する爪の上方向に細長い突起があります。これは大部分が不要なので、最下部を除いて削り落とします。

削り落としたところ。ついでに切断面もヤスリや平刃などで整えました。

さらに荷札挿しや扉開閉用のロッド、ハンドルなどのモールド類も不要なので全て削り落とします。

さて、作ろうとしているものについて大体想像が付く方もいらっしゃるとは存じますが、何ができるでしょうか?では !

2015年3月29日日曜日

徹底比較! 12系客車(N) from TOMIX&KATO

かなりに渡ってブログ放置してしまいました。申し訳ございません。
最近は暖かくなってきて、春の気配も感じられる頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
こちらはつかの間の休息期間、息を抜いてます。

さて、2015年の2月末に完全リニューアルし、新規に発売されたTOMIXの12系。なかなか優秀との噂を聞いており、昨日ようやく入手。
な訳で前から居たKATOのものに加え、両者の12系が揃いましたので、コキ104に続いて徹底比較第2弾、したいと思います ! 

なお今回比較するのは12系客車のうち、照明などのサービス電源用発電セットを搭載しており、車掌室付きで編成端に来るスハフ12と中間車のオハ12です。他に車掌室付き・発電セットなしで編成端に来るオハフ13もありますが、TOMIX製品はセット限定品となっており、単品設定がないのでここでは比較の対象外とします。ご了承ください。まあ実車のオハフ13も発電機を搭載していなかったことから中途半端な存在になり、早期に廃車が進んでしまいましたが。

まず、包装形態。TOMIXはクリアケース発砲中敷、KATOはクリアケースプラ中敷です。写真は割愛します。

カプラーは両者ともにアーノルドカプラーを標準装備しています(当方のKATO製品はKATOカプラーに交換しています)。オプションのカプラー(TOMIXはTN、KATOはKATOカプラー)にそれぞれ対応しています。

続いて付属品。
TOMIXはスハフ12にのみ、インレタとジャンパ栓パーツ、ダミーカプラー、取扱説明書が付属します。オハ12のほうには付属品がなく、インレタもスハフ12付属のものを使用する旨が説明書に書いてあったので、オハとスハフとでセットにして編成を組むことを前提にした付属品構成となっているようです。
KATO製品はスハフ・オハともに車番も印刷済みで付属品はありません。
以下に車番の一覧を示します。

車番一覧
KATO
スハフ(印刷済み)
⚫︎スハフ12 151
オハ(印刷済み)
⚫︎オハ12 196
TOMIX
スハフ(インレタ、以下の車番からユーザー選択)
⚫︎スハフ12 101 ⚫︎スハフ12 104 ⚫︎スハフ12 110 ⚫︎スハフ12 112 ⚫︎スハフ12 114 ⚫︎スハフ12 126 ⚫︎スハフ12 138 ⚫︎スハフ12 139
オハ(インレタ、以下の車番からユーザー選択)
⚫︎オハ12 325 ⚫︎オハ12 327 ⚫︎オハ12 328 ⚫︎オハ12 342 ⚫︎オハ12 344 ⚫︎オハ12 353 ⚫︎オハ12 354 ⚫︎オハ12 356 ⚫︎オハ12 358 ⚫︎オハ12 360 ⚫︎オハ12 362 ⚫︎オハ12 373
そのほか、JRマーク4つがついており、再現したい、またはお好みの年代に応じて追加で転写できるほか、予備車番も付属しており、間違えたときのやり直しができます。また予備車番を使ってユーザーの好きな車番を設定することもできます。


次はプロトタイプについてです。
スハフ12は両者ともに、新製車のうち、発電性能と難燃性をアップさせた100番台と呼ばれるグループがモデルになっています。オハ12はTOMIXに限り、パッケージにオハ12 313以降の後半のグループをプロトタイプとしている旨が書いてあります。
このスハフ12形100番台とオハ12 313以降の車両はともに1977年から製造された後期型(量産グループⅢ)に区分されます。KATOのオハは、車番だけ見て判断すると1970年に製造された量産グループⅠの車両がプロトタイプと言うことになります。ちなみにHゴムの表現がグレーであることやJRマークが無いことから、両者とも国鉄時代の12系を再現しています。(TOMIXに至っては商品名に「国鉄客車」とある)

余談ですが、以前にもTOMIXは12系客車を単品発売していました。そのときはスハフ12のプロトタイプが0番台となっていたほか、オハフ13の単品設定もありました。

お待たせしました。では、本体の比較に入って行きましょう!
まずはスハフ12を比較して行きます。始めはサイドビューから。
こちらがKATO製スハフ12です。

こちらはTOMIX製スハフ12。

どうでしょうか。発電セットを積んだ床下のごちゃごちゃ感がたまりませんねぇ。塗装や側面は両者大差がないですが、やはり換算重量や所属表記といった表記類の細かさはKATOに軍配。

細かいところでは……
KATO製。

TOMIX製。

車体側面、発電用ディーゼルエンジンの冷却風吸気口の形状・サイズ違いや発電セットの色、客用ドアの支持方式(KATOは金属押さえ、TOMIXはグレーHゴムをそれぞれ再現)などに違いが見られます。
側面から見た床下はTOMIXの方が手ブレーキ(?)と思しきハンドルの再現もあって精巧なイメージを受けます。また、写真の台車左隣にある車軸発電機も、KATOは床下に表現していますが、TOMIXは台車に表現しており、違いが見られます。

続いて屋根上。

上がTOMIX、下がKATOです。屋根上に関してはTOMIXはクーラーのモールドの細かさやリベット表現、ベンチレーターが別パーツ、さらに発電エンジン排気口の表現、トイレ側屋根上点検蓋のリベット表現など、細かいところまで表現されており非常に優秀ですね。KATOも点検蓋に3本筋が入っているところが再現されていますが、ベンチレーターが一体成形になっているなど少し見劣りを感じます。

続いては顔と、客車には欠かせないテールライト。
テールライトも点灯状態で撮影。左がKATO、右がTOMIXです。実車のスハフ12系100番台は中央貫通扉の窓にHゴムがないことが特徴ですが、KATOは中央窓にもHゴムを再現してしまっています(-。-;
TOMIXはHゴム表現が全体的に細めに表現されており、テールライト周辺の造形も実車により近く、裾絞りの角度もKATOと比べるときつめで、シャープな印象を受けます。
さらに、テールライトにはKATOが白熱電球を、TOMIXが赤色チップLEDをそれぞれ光源としており、TOMIXのほうが低電圧でも明るく点灯します。なお、TOMIX製品にはテールライト消灯スイッチが装備されています。

比較を進めます。床下面です。

下がKATO、上がTOMIXです。TOMIX製品は何と言っても発電セットが別パーツになっていることが最大の特徴となっており、細部まで的確に表現されています。その他、中央付近にある大きな箱のような部分、燃料タンクの大きさの違いなどが挙げられます。TOMIXの床下四隅に四角い切り欠きがありますが、これはオプションのボディマウントTNカプラーの取り付け穴です。

お次は台車です。

こちらがKATO製品の台車。

こちらはTOMIX製品の台車。

台車のモールドに関しては両者ともに甲乙付け難い出来です。TOMIXの台車は集電板が露出しており、外から見える位置にある点が少々残念です。

スハフ12の比較の最後は室内をご覧ください。
車体と床下パーツをセットにして置いています。写真上半分がTOMIX、下半分がKATOです。

何と言ってもライトユニットの処理の違いがはっきりとしていますね。KATOは大きなライトユニットがどかんと車内に鎮座しており、車掌室はおろか客席の一部までもを潰してしまっていますが、TOMIXは光源が小型化され、構造に余裕ができたこともあって、ライトユニットの上に車掌室が作り込まれています。ほか、成型色の違いや肘掛表現の有無、トイレ・洗面所の仕切りの表現の有無など、多くの点で違いがあります。流石に某M社のような、洗面台や便器の表現は両者ともありませんでした(笑

さて、次はオハ12です。

サイドビューから。
KATO製品

TOMIX製品

発電セットがない分、床下はすっきりしています。中間車であるため、シンプルな車体です。
こちらも発電セットや顔のことを除けば、基本的にスハフ12と変わりません。

床下
上がTOMIX、下がKATO

この写真からもすっきりした床下が見て取れます。微妙に機器の配置や有無がありますが、こちらもこれといった大きな違いはありません。

室内
上半分がTOMIX、下半分がKATO
車掌室やライトユニット以外はスハフ12と同じです。室内灯用の集電板(集電スプリング)差し込み口が座席を潰しているのか、車端部を潰しているのか、といった細かな違いはあります。

台車や屋根上に関してはスハフとほぼ共通なので割愛します。

比較は以上です。

結論はと言うと。
個人的にはTOMIXのほうが出来が良いと思います。KATOも要点は掴んでいるのですが、何せ旧製品同然でリニューアルされていないため、古い機構が数多く残ってしまった結果が新規金型まで作って完全リニューアルしたTOMIXに大きく差をつけられてしまったのではないか、と推測しています。とは言え、KATOも表記の細かさなどTOMIXには負けない持ち味もありますし、劣ることばかりではないと思います。


12系のNゲージ模型では他に高崎車両センター所属の12系やばんえつ物語用12系がTOMIXとKATOの競作となっているほか、20系と12系の併結で知られた急行ちくまがKATOからリリースされており、さらにはやまぐち号用の12系がTOMIXとマイクロエースとの競作となっているので、そちらもおすすめです。

ご購入を考えている方の参考になれば幸いです。


今回比較した商品
TOMIX 9502 国鉄客車 スハフ12(100)形 税抜希望小売価格 ¥2400
製品情報詳細(TOMIX公式サイト) http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/9502.htm
TOMIX 9503 国鉄客車 オハ12形 税抜希望小売価格 ¥1600
製品情報詳細(TOMIX公式サイト) http://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/9503.htm

KATO 5016 スハフ12 税抜希望小売価格 ¥1400
KATO 5015 オハ12 税抜希望小売価格¥1200
製品情報詳細(KATO公式HP・オハとスハフ共通のページです) http://www.katomodels.com/n/12kei/

>>ご注意<<
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